株やFX、投資信託に確定拠出年金、ワンルームマンション経営……。一口に投資といってもさまざまな商品が存在しており、多くの雑誌・テレビでも特集が組まれています。ただでさえマイナス金利の時代な上に、銀行預金や国債の利回りも低下している状況ですから、資産の預け先に悩んでしまうことも多いでしょう。

資産運用のために漠然と投資のメリットを理解しつつも、種類の豊富さなどを理由に、ハードルが高いイメージを持たれている方も多数いらっしゃると思います。また、資産運用をしている個人投資家というと、莫大な資金を有しているかのように感じられ、自分には無縁と考えている方も多いかもしれません。

しかし、投資用マンション購入にあたってのローンも低金利の時代ですし、商品によっては小額から積み立てできるタイプもございます。アンティークコインやカラーストーンのように、ローリスクでハイリターンが期待できる投資商品も存在しており、一人一人が自分にあった資産運用を行える時代なのです。

継続的に成功が約束されている投資方法が存在していればよいのですが、残念ながらそう上手くはいきません。効率的な資産形成には、柔軟性ある軌道修正や投資先の見直しが必要になってきます。

『卵は1つのカゴに盛るな』という言葉があります。投資をしている方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
所有している資産を卵にたとえて、1つのカゴ（商品）に入れておくことの危険性を表現した言葉なのですが、この言葉の示す通り、手持ち資産をすべて1つの商品に投資してしまうと、一気に大きな損失が出てしまうリスクを抱えることになってしまいます。

そのリスクを未然に防ぐためには、分散投資という方法が取られます。例として挙げるならば、ローリスクの定期預金とミドルリスクのマンション投資、ハイリスクの株式に分散するというような方法です。費用対効果の高い分散投資を行うためには、ポートフォリオの作成や、定期的な運用の見直しが欠かせません。

とはいえ、たくさんのラインナップの中から、適切な投資商品を選び、ポートフォリオを組むことは困難でしょう。そこで、ファイナンシャルプランナーをはじめとする、お金の専門家への相談をオススメ致します。プロの考えたポートフォリオがあれば、現在の資金や将来の貯蓄目標金額を鑑みて、それぞれの投資商品の購入について、意思決定をするだけで良いのです。専門家の選択した商品なら、自分ひとりで選ぶよりもハイリターンが期待できますし、いいろな面でプラスに働きます。

しっかりとリスク分散をして、専門家の意見を取り入れながら資産を形成していく。それが安全かつ高収益を生む投資方法です。