生命保険における無配当に当たる場合とは?

生命保険の加入にはいろんなタイプがあり、加入者の年代によっても異なりますし、結婚の有無でも大きく変わってくるでしょう。今回は生命保険における無配当の場合にしぼって紹介していきましょう。

■その前に保険の種類をおさらい

生命保険には、大きく分けて2種類になっています。その内容は、「有配当」と「無配当」ですが、「有配当」も利率による2種類「3利源配当型」と「利差配当型」があります。

◎生命保険の「有配当」はどんなもの?
保険会社は保険料を活用して国債などを購入して運用していきます。株や景気に応じて利益が出てくる場合があります。定められた金額以上に利益を生んだ場合にかぎり、その余った金額を保険料の配当金として分配する仕組みになっています。その配当金の利率を保険会社が想定した3つの利率割合によって決定する「3利源配当型」と利差益だけで割合を決定する「利差配当型」に分かれます。
【メリット】
景気や保険会社の業績に大きく左右されますが、配当金があてにできるのは嬉しいかぎりです。

◎生命保険の「無配当」はどんなもの?
掛け捨てタイプの保険で主に死亡時における生命保険となっています。保険の決済が行われる死亡時の場合による保険なので、配当金は関係してきません。
【メリット】
保険料が安くなっており、もともと死亡による生命保険は、自分の為のものではなく、家族の生活の為に考えられた保険なので、支払う保険料は、掛け捨てになりますが、月々の支払いはできれば安い方がありがたいですよね。

■配当金の種類で変わる受取り方法

◎積み立てによる配当
保険のさまざまな対処を利用できて満期がくれば保険会社が設定した利息とともに払い戻しの金額が受け取れるものです。

◎買増(かいまし)による配当
結婚して家族ができたり、子供がふえたりした場合に保険の内容を変更するため、一時払いの時に保険料を買い増ししていくこと。

◎相殺による配当
配当金が出たばあいに毎月の支払いにあてることが相殺になります。

◎現金払いによる配当
利益が出た時点で現金で配当金を受け取る方法です。

■「有配当」の保険でも無配当の場合がある?

生命保険の種類や契約の種類によって、配当の方法がかわっているのがわかると思いますが、「有配当」の保険であっても必ず配当が約束されているわけではありません。要因としては社会経済における影響が保険会社の運営や株や国債の運用に大きく影響しているからです。先にお話ししたように、保険によってある一定の利益を払い戻す設定が決められています。保険そのものの効用には変わりはありませんが、配当金については必ずあるというものではない事です。死亡時生命保険のように最初から掛け捨てのような保険も「無配当」になります。

保険を選ぶ際には、自分の年齢や家族、何の為に保険を必要とするのかをじっくりと考えて選ぶことをお勧めいたします。また、迷った場合やご相談には、株式会社総合資産設計までご用命くださいませ。

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