医療保険って無駄なの?不要かどうか判断するポイントとは

近年医療保険の必要性が様々なところで問われるようになりました。日本には、充実した公的医療保険があるため、必要ではないと考える人も多いのでしょう。民間の医療保険は本当に必要なのか考えてみましょう。

【保険の優先順位】
保険には、医療保険以外にも多くの種類があり生命保険、学資保険、がん保険、介護保険、個人年金保険などがあります。これらの中で優先順位を付けた場合下記のようになります。
1、 生命保険
2、 がん保険
3、 医療保険
生命保険とがん保険が優先されるのは、被保険者に万が一のことがあった場合に遺された家族の生活を守るという大切な役割があるからです。医療保険は被保険者が病気や怪我をした場合、治療費を補填してくれるという役割があります。
配偶者がいる場合は、自身が働けない状態になって収入が減ってもそれを補填することができますし、健康保険組合に加入している人は、病気や怪我で働けなくなった場合「休業手当」が支給されます。
また病気や怪我で高額な治療費を支払う場合にも、高額療養費制度というものがある為、一般的な収入の人の場合でもひと月8万円弱の支払いで済み、それ以上かかった場合は後に健康保険から払い戻しがされます。
このようなことを考えると、生命保険や、がん保険に加入し家計に余裕があれば医療保険にも加入することを検討すればよいでしょう。

【医療費にいくらかかる?】
実際に、病気や怪我で入院や治療を行う場合どれくらいの医療費がかかるのでしょうか?
生命保険文化センターの調査によると、10~20万円がもっとも多く、35.3%でした。次いで、5~10万円が17.9%、20~30万円が16.6%となっています。
ちなみにこの金額は治療費だけでなく、食事代、差額のベッド代、家族のお見舞い、交通費など全て含めた金額です。また、全ての病気や怪我を含めた平均入院日数が19.7日となっています。
もし、病気や怪我で働けなくなった場合20万円程度の治療費と、入院で働けなくなる日数分の給料程度の貯蓄があれば、医療保険へ加入する必要性は低くなります。

【もし医療保険を検討するなら】
それでも、やはり病気や怪我に対する保障がないと不安だ、と感じる人は医療保険に加入する際以下の点に気を付けましょう。
・入院限度日数が120日以上のものを選ぶ
・三大疾病の場合は、入院日数が無制限のものを選ぶ
・先進医療保険特約を付ける場合は終身の物を選ぶ
もし医療保険に加入する場合は、以上の点に気を付けて自身にとって本当に必要なものに加入するようにしましょう。

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