保険金がおりるまで。期間はどれくらい掛かるのか

保険には加入したものの、実際にはいつから保険料が支払われるのでしょうか。自身の経済的負担を少なくする為にも、給付金は早めに受け取りたいというのが本音でしょう。ここからは保険金の請求方法含め、保険金がおりるまでの流れについて解説したいと思います。

【万が一の際に慌てない為に。押さえておきたい給付金の請求方法】

まずは、請求のタイミング。基本的に、請求の対象となる手術や入院が完了した時点で請求します。ただし、入院期間が長期に渡る場合はその限りではありません。中途請求可能になりますので確認しておきましょう。ここからは、請求の流れについて。まずは、保険会社への連絡が必要になります。診断書や、領収書は必要書類としてキープしておく必要があります。その後、送られてきた請求書類を仕上げて返送します。その際に、前述した診断書が必要になりますので、給付金請求書と同封の上、返信して下さい。保険会社到着後、一定の審査があり、それを通過すれば所定の金融機関口座に振込まれます。

【保険がおりるまで。医療保険と損害保険で異なる給付金支払いのスケジュール】

医療保険であれば、書類返送後一週間程度で給金支払を受けられることが一般的です。まれに、審査が長くなってしまうケースもあるようです。その際には、必ずしも一週間以内に支払いを受けられる訳ではないので、注意が必要です。いずれにせよ、医療保険の給付金支払にはそれほど時間が掛からないことがほとんどです。一方で、損害保険の給付金支払には一ヶ月以上掛かるケースもあります。「約款に定める全ての請求手続きが完了した日から、その日を含めて30日以内に支払われる」ことが原則になっています。よって、医療費給付を受け取るスケジュールから見ると幾分か遅い流れになると言えます。

【医療保険が支払われないケース】

せっかく保険に加入したにも関わらず、給付金がおりないケースもあります。特に、入院給付における入院日数の計算には注意が必要です。退院日の翌日から再入院までの間に180日以上を経過していない場合は、退院前の入院日数と退院後の入院日数が通算されます。例えば、支払限度日数が60日間の医療保険に加入し、一度40日間入院した後、1ヶ月後に50日間再入院した場合。退院の有無に関わらず、90日間を一入院とみなされ、オーバー分の30日間の給付は受けられないことになります。入院の理由が、前回入院時と異なる場合はその限りではありません。一入院とはみなされないので、共に給付が受けられることになります。また、入院を伴わない通院は保障対象外であるケースがほとんどです。保険内容を正しく理解し、給付内容を正確に把握するようにしましょう。

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