病気や死亡に対する備えとして生命保険に加入する人は多いのですが、生命保険は交通事故に遭った場合の怪我や死亡に対しても保障されるのでしょうか？生命保険の適用範囲について詳しくみてみましょう。

【交通事故も生命保険の対象になる？】

生命保険は、病気に対する備えだけと勘違いしている人も少なくありませんが、交通事故などの突発的で偶然に起きる外来的な事故での死亡保障・医療保障も備わっています。
例えば、生命保険にある死亡保障は交通事故が原因であっても、病気で死亡した場合と同様に保険金を受け取れる仕組みになっています。また生命保険の特約には、交通事故による怪我が原因で死亡したり、障害状態になった場合の保障を上乗せできるものがあります。
保障を上乗せできる生命保険の特約についてみてみましょう。

【生命保険にある特約とは】

交通事故などに遭った場合に役立つ生命保険の特約についてみてみましょう。
・災害入院特約
怪我で入院した時に入院給付金が支給されるものです。
・災害割増特約
交通事故などの突発的で偶然に起こる外来的な事故による死亡時に死亡保険金を上乗せして支払う事ができます。
・傷害特約
交通事故などの突発的で偶然に起こる外来的な事故による死亡時に死亡保険金を上乗せして支払う事ができます。また交通事故などによって障害状態に陥った場合にその程度に応じた給付金が支払われます。
・特定損傷特約
交通事故などによって骨折、脱臼などをした場合一時金が支払われるものです。

【生命保険特約を付加する場合の注意点】

交通事故はいつ、誰の身にも起こりうるものですので保険等で備えをしておく必要があります。上記のような特約を付加する場合には下記のような注意点があります。
交通事故に遭い死亡した場合生命保険から保険金を受け取れば、自動車保険からは保険金を受取れないと思っている人もいますが、自動車保険と生命保険はそれぞれ趣旨が違います。
死亡事故で生命保険から保険金が支払われた場合も加害者から受け取る損害賠償金が減少する事はありません。

【まとめ】

交通事故はいつ誰の身に起きるか分かりません。交通事故に対する備えとしても生命保険は大変有効と言えます。
また安い保険料で自身に必要な特約を付加することで、さらに交通事故に対する保障を手厚くする事もできますので検討してみる価値は十分にありそうです。