ローン返済の注意点!生命保険を繰り上げ返済するのはリスクもある!

住宅ローンを組んだ場合に、一緒に勧められるのが団体信用生命保険(団信保険)です。住宅ローンの繰り上げ返済を行った場合には、団信生命保険の補償も変わってくるため注意が必要です。繰り上げ返済を行う場合のリスクについてみてみましょう。

【繰り上げ返済をするリスク手数料】

住宅のローンの繰り上げ返済を行う場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?まずは、繰り上げ返済を行う場合の手数料です。近年は繰り上げ返済をする場合の手数料が無料になる会社もありますが、いまだに手数料がかかる会社も多くあります。

また繰り上げ返済が無料とうたっている会社でも、一定金額以上の返済に限るなどの条件があるため初めにしっかりと確認しておく必要があります。
近年は、繰り上げ返済1万円以上から手数料無料で繰り上げ返済できるネット銀行も増えていますので、多くの会社で見積もりを取ってみましょう。

【繰り上げ返済と団信保険のリスク】

繰り上げ返済のもう一つのリスクとして、団信保険の補償が減る点があります。団信保険の補償は住宅ローンの残債とともに減っていくため、もし残債が2千万円なら団信保険の補償は2千万円、残債が1千万円なら団信保険の補償も1千万円となります。

ですから住宅ローンを繰り上げ返済するということは、団信保険の補償額も減っていくということになるのです。
また繰り上げ返済をして、残債を減らすということは手持ちのお金が減るということになります。この状態で自身に万が一の事があると団信保険の補償額が減る、手持ちのお金も減る事態に陥るのです。
このような事態が起こることは誰にも予想はできませんが、万が一に備えて団信保険をいたい場合は、繰り上げ返済をしない方がいいでしょう。

【過剰な繰り上げ返済は危険】

当然のことですが、繰り上げ返済をするという事は手もちのお金が減るリスクがあります。繰り上げ返済をしたばかりに急な出費が発生した場合に使えるお金がない、子供の教育費などが多く必要になる時に支払えないという事が無い様にしなくてはいけません。

繰り上げ返済は、預貯金とのバランスが最も大事になりますので、計画的に行うようにしましょう。

【まとめ】

住宅ローンの繰り上げ返済は、一見残債が減りメリットが多いように思えますが、実はリスクやデメリットもあるということを理解しておく必要があります。
繰り上げ返済を考える場合は、手数料があることや団信保険の補償額が減ることなどを頭にいれて繰り上げ返済をした方がよいのか判断する様にしましょう。

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