30分の血液検査だけでがんのリスクを知れる!アミノインデックス

最近、血液検査だけでがんのリスクを調べることができる「アミノインデックス検査」というものが脚光を浴びています。アミノインデックス検査は受付から終了まで約30分で終わる大変簡単な検査で、この手軽さも多くの患者に指示されるゆえんでしょう。
アミノインデックス検査について詳しくみてみましょう。

【アミノインデックス検査とは】
アミノインデックス検査は、消化器系のがんの有無を90%以上の確率で見極めることができる、マイクロアレイ血液検査と同様に採取した血液からがんの早期発見ができるとして近年注目を浴びています。
人間の体の約20%はたんぱく質で構成されています。たんぱく質の元となるのが約20種類のアミノ酸で健康な人はアミノ酸のバランスが一定に保たれていますが、体内にがん細胞があった場合新陳代謝に異常が起きアミノ酸の濃度が一定に保たれなくなるのです。
これによってがんのリスクを調べるのがアミノインデックス検査と言います。

【アミノインデックス検査の特徴】
アミノインデックス検査についてまとめると、下記のような特徴があります。
1. 血液中のアミノ酸濃度を測定することでがんのリスクを知る事ができる全く新しい検査方法です。
2. 約5mlというわずかな量の採血で、複数のがんリスクを調べることができる。
3. 早期がんにリスクにも対応している。
4. 採血による簡易検査であるため、人間ドッグや、健康診断時などと同時に受診できる。
5. 検査結果は2週間程度で郵送される。
6. アミノインデックス検査は保険適用外となります。
受診前の注意点としては、アミノ酸のバランスに影響があるため食事後8時間以上あけた、午前中に採血をすること、アミノ酸サプリ、飲料、牛乳、ジュース、アミノ酸が含有されている飴などの摂取も控えるようにしましょう。

【検査結果に影響を与える病気】
また、現在下記のような病気にかかっている人は、アミノインデックス検査の数値に影響を与える可能性があります。
下記の病気にかかっている場合、がんでなくても数値が高くなることがありますので十分理解したうえで必要に応じて検査を受けましょう。
(数値に影響を与える病気)
肺結核、肺気腫、無気肺、前立腺肥大、糖尿病、子宮筋腫、子宮内膜症、良性卵巣腫瘍、脳梗塞、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎などがあります。
アミノインデックスがんスクリーニング検査は、従来のがん検査と併用することでがんを見つけ出せる可能性がより高くなります。是非、この新しい血液検査を活用してがんの早期発見、早期治療に努めましょう。

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