わずか5mlの血液があれば、一度に7種類のがんリスクを判定できるという、画期的で手軽な検査がアミノインデックスがん検査です。これは、味の素が開発した検査方法で、2011年から実用化されており、全国の医療機関でも検査できるようになっています。

【アミノインデックス検査の凄いところ】
この検査の凄いところは、何と言ってもその手軽さと、がんを早期に発見できるという点ではないでしょうか？
従来の検査とは違い、アミノインデックス検査はわずかな血液を採取するだけで一度に多くのがんリスクを検査できる、がんの早期発見、早期治療ができる、遺伝的リスクとは違い現在の体の状態からがんリスクを判定できるのが特徴です。

【膵臓がんのリスクも判定】
膵臓がんは、発見が遅れがちながんで見つかった時にはすでにかなり進行しており、発見されても約6割が手術不可能と言われています。治療開始からの5年生存率を見ても7％しかなく、治療が大変難しい難治性がんと言われています。
アミノインデックス検査でがんリスクの判定ができるものとして、新たに膵臓がんも加わり更に、多くの医療現場でも活用されがんの早期発見に貢献しています。
また、血中のアミノ酸濃度はがん以外の疾患でも変化することがわかっており、今後は他の病気に関してもリスク判定がされるようになることでしょう。
がん以外の疾患として、脳疾患や、心筋梗塞、メタボなどのリスクに対して、今後も応用化が期待される検査と言えるでしょう。

【アミノインデックス検査の費用】
このように、がんのリスク判定ができるということは私達にとって非常に心強いものですが気になる費用はいくらかかるのでしょうか？
残念ながらアミノインデックスがん検査は、健康保険の対象外になるため費用は全て患者さんの実費となります。
費用は、各医療機関によって様々ですが一般的に1万5円～2万5千円程度となっています。
また検査が受けられる医院も決まっているため、検査を希望する場合はあらかじめホームページなどで確認してから行くようにしましょう。
近年は、その手軽さから人間ドッグや健康診断時の採血で同時に検査を希望する人も増えており、これだとわざわざアミノインデックス検査だけで来院しなくても済みます。
アミノインデックス検査は、男性の場合5種類、女性は7種類のがんのリスクを判定できる検査です。検査にかかる時間も30分程度と短く気軽に受けることができますので、気になる方は一度受けてみるとよいでしょう。