医療保険の基本を再確認!給付対象になるものとならないもの

病気や怪我に対する備えとして、民間の医療保険に加入している人も少なくありません。しかし、業務中の傷病や、けがの治療の目的によっては民間の医療保険で給付の対象にならない場合もありますので、注意が必要です。
医療保険の給付対象になる場合と、給付の対象にならない場合について確認していきましょう。

【医療保険の給付対象】
医療保険の給付対象になるものとしては、基本的にどこの保険会社もほぼ同様で下記のような条件となります。
「治療を目的としており、約款に定める所定の手術を受けた場合、医療保険の支払い対象となります。ただし、契約の保険の種類や加入時期によって多少異なる場合があります。」となっています。
ですから、詳しくは加入している医療保険の約款を確認したり、分からない場合は、加入している保険会社に問い合わせをしてみましょう。

【医療保険の給付対象にならない場合】
万が一に備え加入している医療保険ですが、すべての病気や怪我などが給付の対象ではありません。医療保険の給付対象外の物として下記のようなものがあります。
例えば、業務中の傷病等については医療保険ではなく事業所が加入する労災保険が適用されます。また、保険会社が定めている所定の要件に該当しない病気の治療や、病気や怪我の治療を目的としていない、美容目的のもの、先進医療などに対しては医療保険の給付対象とはなりませんので注意しましょう。
このほかにも、健康診断や、カウンセリング、人間ドック、出産なども医療保険の給付対象外になります。

【医療保険の注意点】
このように医療保険の給付対象は、業務とは関係のない状況下で起こった病気や怪我で治療を目的とするものが保障の対象となります。
ただし、治療を目的としていても同じ病気や関連のある病気で再入院した場合などは、前回と継続して1入院とみなされ保険の給付対象にならない場合もありますので、保険の約款をよく読んでおきましょう。
よくある保険給付のトラブルとして、保険の保障対象ではない手術だったり、がん保険で、初期がんは対象にならなかったり、三大疾病保険の給付が所定の状態を満たすものであるなどが理由で給付されなかったということがあります。
万が一に備え加入する医療保険ですから、肝心な時に給付されないという事の無い様に、契約時にしっかりと確認しておくことが大切です。

【まとめ】
医療保険は、公的医療保険以外の備えとして加入する人が多く、給付金がもらえると家計も随分と助かります。
しかし、給付の対象になるものと、ならないものをしっかりと自身で把握しておかないと後にトラブルにもなりかねません。これを機会に一度加入している医療保険の給付対象を確認しておくと安心です。

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