近年日本人の平均寿命や健康寿命は上がり、現役を引退した老後の生活は「第二の人生」とも呼ばれます。しかし、今まで仕事で忙しくてあまり夫婦の時間がなかった夫婦が、夫の定年退職で毎日顔を合わせるようになったことが原因で離婚というケースも少なくありません。
いつまでも夫婦仲良く暮らしていくためには、夫婦で共通の趣味を持つことや、お互いを尊重することが重要になります。

【自分が興味のない分野でもとりあえず付き合う】
理想は夫婦で共通の趣味があれば一番ですが、夫の趣味と妻の趣味が同じという夫婦は珍しいのではないでしょうか。
お互いの趣味が、興味のない分野であっても頭ごなしに拒否したり、否定することはせず、とりあえず興味をもって、付き合ってみる努力をしてみましょう。
老後は、夫婦の時間が増えることから、相手を尊重したり、相手の世界観を知るという努力も必要になります。
相手の好きなことを知ることで、意外な一面を知ることができ、配偶者に対してまた異なる感情が芽生えることもあるのです。

【老後におすすめの趣味】
今まで何も趣味がなく仕事ばかりしてきた人にとっては、退職していきなり趣味をもとうと言っても何から始めればいいのか困る人もいます。
そこで、退職後におすすめの趣味をいくつか紹介しますので参考にしてみてください。

・社交ダンス
社交ダンスは、夫婦で始めることができますし一人でも楽しく体を動かすことができます。また、社交ダンスのステップは、日ごろの運動不足を解消したりバランス感覚が鍛えられます。
さらに、社交ダンスは認知症予防にも大きな効果があると言われています。

・温泉地や観光地巡り
今まで仕事一筋で生きてきた人にとっては、退職してやっと夫婦でゆっくりとできる時間が取れる人も多いのではないでしょうか。
国内の有名な温泉地を巡り、夫婦でゆっくりとしたり、観光地巡りをするのもおすすめです。夫婦で、温泉地や観光地について調べたり、自分にあう泉質を見つけるのも楽しいでしょう。

【夫婦でいることがストレスにならないように】
夫婦で共通の趣味があることは、素敵なことですが、それよりも大切なことは、その人の持っている世界観や、人間関係などお互いを尊重し、無遠慮に入ろうとしないことです。
夫婦であってもそれぞれの人格があります。奥様は奥様で今まで培ってきたものがありますし、ご主人にはご主人の世界があるはずです。
夫婦を長く続けていくためには、無理に合わせようとすることよりも、ストレスを溜めずお互いを認めることこそが大切なのです。