老後に必要な生活費はどれくらい?老後の暮らし方を考える

老後に必要になる生活費として、様々なデータが用いられますが実際にはそれぞれの生活スタイルや、暮らし方、配偶者の有無、年金額、子供の数などによって変わってきます。
しかし日本人の平均寿命は年々上がっており、長生きのリスクなども言われるようになりました。将来困らないように自身の老後の暮らし方についてしっかりと考えておく必要があるでしょう。

【老後をどこで過ごすか】
まず、老後の生活を考える際にどこで老後を過ごしたいのか、という事を考えてみましょう。例えば、長年住み慣れた家、幼少期を過ごした地元に引っ越す、便利な都市部に引っ越す、老人ホームに入る、別荘を借りて行き来する、娘(息子)夫婦と過ごすなど様々な選択肢があるでしょう。
それによって、必要になる老後資金も変わってきます。特に老人ホームを検討している方は、夫婦でかなりの金額が掛かるため、早くからの資金の確保が必要になります。
これ以外にも、現在の自宅に住み続けたい人は、高齢になるにつれて日常生活において介護が必要になることもあります。
このような場合、自宅をリフォームする必要があるためリフォーム費用も確保しておきましょう。

【誰と過ごすか】
誰と、老後を過ごすのかという点もしっかりと考えておく必要があります。結婚して配偶者がいる場合は、夫婦で暮らすことになりますが、今後は結婚をせず単身世帯の高齢者が増加すると言われています。その場合、兄弟や、友達と老後を過ごすというケースもでてくるでしょう。
一昔前までは、老いた両親の面倒を見るのは子供というのが基本でしたが、近年は非正規雇用の増加や、働き方の変化、少子化の影響もあり子供と同居するケースは減っています。
自身の老後を安易に子供に託し、全く何も準備をしていなかった場合、最悪の場合住む場所も、お金もない高齢者になる恐れがあります。
基本的には、自分の老後は、自分でどうにかするという考えを持ち、他人に依存することのないように生活設計を立てていきましょう。

【老後の生活費】
では、最後に老後にどれくらいの生活費が必要になるのかを考えてみましょう。これは、冒頭にもお話しましたが、人それぞれ生活のレベルや、貯金額、年金額が異なるため一概に断言することは出来ません。
一般的な家庭の場合、最低限必要になる生活費は月に22万円と言われています。さらにもう少し、ゆとりある生活を送りたい場合は、35万円程度必要になると言われます。
将来貰える年金額は、ねんきんネットなどで調べることも出来ますので年金額をシミュレーションしながら将来設計を立てていくとよいでしょう。

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