老後の生活で発生する問題は主に3つある!今からできること

老後の生活で発生する問題は、主に「お金」「健康」「孤独」の3つがあると言われます。医療技術の進歩などにより、日本人の平均寿命は上昇傾向にあります。
昔に比べ長くなった私達の老後の問題について、考えてみましょう。

【お金の問題】
国民年金の受給額の引下げ、受給開始年齢の引き上げなどから、老後は年金だけで生活はできず、老後破産、下流老人などという言葉も頻繁に聞くようになりました。
老後には、年金があるから大丈夫だと思っていたら、大間違いです。国民年金の平均的な総額は、約6千万円で支出総額は約8,700万円と言われることから約2,700万円もの老後資金が不足することが分かります。
これが、老後資金として3千万円必要と言われる理由です。しかし、老後に旅行や趣味なども楽しみたいという人など「ゆとりある老後」を送りたい人は3千万円では足りません。
また、今後物価が上昇することや、国民年金だけの自営業者、将来年金受給額が減るリスクなどを考えると、これ以上の老後資金が必要になるでしょう。

【健康の問題】
高齢になるほど、病気になるリスクは高まります。また、自身や、配偶者などが日常生活において介護が必要になるケースもあります。生命保険文化センターによると、ひと月に必要な介護費用は平均して約7万7千円となります。
また、介護状態は平均して56.5か月続くと言われているため、介護費用の平均を総額すると約435万円になります。

【孤独の問題】
老後の問題として「孤独」というものもあります。配偶者との死別、子供の独立などから独居老人となる人も多く、会社員だった現役時代と比べ毎日人に会ったり、会話をする機会も減ることなどから孤独感を味わう人も多いようです。
十分な老後資金があったとしても、友達がいない、家族がいない、居場所がないなどという老後では、寂しい老後になってしまいます。
老後の孤独感を減らすためには、社会的な関りを持ちつつ、日々の他愛もない話や、自身の悩みなどを話せる友人をもっておくことが大切でしょう。また、没頭できる趣味を持つ事も大切です。

【まとめ】
老後にはこのように主に3つの問題があります。お金の問題については、早くから資産運用などを開始し、老後の資金を確保しましょう。
健康面の問題には、日ごろからウオーキングや軽い運動をするように心がけたり、食生活の見直しをするとよいでしょう。
また、孤独死をする高齢者の約7割が男性です。現役時代から仕事に追われ、家族や友人との時間を大切にし、人との繋がりやコミュニケーション能力を培うことが大切になります。

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