がん保険は20代でも必要?若いうちにがん保険に加入する目的

私達が生涯がんになる確率は2人に1人と言われており、がんは大変身近な病気になりました。
しかし、若いうちは健康に大きな不安もなく、がん保険に加入する必要性を感じていない人も多いでしょう。20代で保険に加入する意味やメリット、デメリットなどを考えてみましょう。

【20代でもがん保険は必要?】
がんは、高齢になるほど疾患率が高く特に60歳以降で急に増加する傾向にあります。対して、20代という若年層での疾患率を見てみると男女共のわずか1~2%と言われています。
20代の人が、がんになる確率は、このように大変低い割合になっていますが、がん保険の加入率はどれくらいあるのでしょうか?
平成25年度の生命保険文化センターの調べによると、20代でがん保険に加入している人は、21%程度で約5人に1人が加入していることがわかります。対して、50代以降の加入率はその2倍の41%で2.5人に1人の割合で加入していることがわかります。
疾患率だけを見ると、20代でがん保険に加入する必要性はそこまで高くないように思います。

【若いうちにがん保険に加入するメリット】
では、20代でがん保険に加入するメリットはどのようなことがあるのでしょう。それは、何と言っても保険料の安さです。
若いうちには、必要ないからと加入せず、60歳以降でがんに対する不安からがん保険に加入しようと思っても保険料は月々1万円以上かかるため加入できない人も少なくありません。特に現役を引退して年金生活だけになった場合保険料の支払いが家計を圧迫してしまいますので、60歳以降に加入するのは現実的ではありません。
さらに、高齢になるほど持病や既往症などから加入ができなくなるケースもあります。
また、社会に出て間もない20代でがんになった場合、十分な治療費を確保できない、収入が途絶えると生活が困難になる場合が多く、そのための備えとして20代で加入をする人も多いようです。

【若いうちにがん保険に加入するデメリット】
一方で、20代でがん保険に加入するデメリットについてもみてみましょう。まず、がんになる確率が非常に低いため掛け捨てタイプの保険では保険料が無駄に思えてしまいます。その分、自身で貯蓄ができる人は万が一に備え貯蓄をしておくとよいでしょう。

【まとめ】
がん保険に関しては、20代で加入するメリット、デメリット両方があり悩むところですが、自身のライフスタイルや、貯蓄の有無、家族でがんになった人がいるかどうか、などを考え必要に応じて加入を検討すべきでしょう。
いずれにしても、自身が病気になった時のリスクや、収入減などについて真剣に考える機会を持つことは大変価値のある事ですので、これを機会にしっかりと考えてみましょう。

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