気になる老後の年金受給額はいくら?平均年金受給額について

私達の老後は、物価の上昇、年金受給額の引下げ、受給開始年齢の引き上げなどを考えても決して安泰なものではありません。だからこそ、老後の年金受給額の平均はどれくらいなのか把握しておき、早くから老後資金の計画を立てておく必要があります。

【将来の受取る年金】
老後の生活を考える上で、避けては通れないのが公的年金です。自分は老後にどれくらいの年金が貰えるのかということは、多くの人が気になるところでしょう。
公的年金は、3階建てになっており、この基礎部分となるのが国民年金です。自営業者などが加入するのが、この国民年金で第一号被保険者と呼ばれます。
公務員や、サラリーマンは第二号被保険者に該当し、厚生年金に加入する事になります。国民年金は全ての人が加入するものですので、第二号被保険者は両方に加入し保険料を支払いますので、年金受取時には両方から受け取ることが出来ます。

【年金の平均支給額】
厚生労働省の調べによると自営業者などが加入する国民年金の場合、平均額は5万4,544円となります。
また、サラリーマン等が加入する厚生年金の場合を見ると、14万5,596円となっています。厚生年金と、国民年金を比較するとその差は約2.7倍となっており、大きな差があることが分かります。
自営業者などで、国民年金のみの人は毎月5万円程度しか年金がありませんので、この他にも自身で保険などに加入して老後の生活費の備えをしておく必要があります。

【男女別の平均年金額】
国民年金の男性の平均額は、54,544円となっていますが、女性の場合はそれよりも低く51,381円となっています。
厚生年金の場合も男性は16万6,418円、女性は10万2,086円となっています。月額15万円程度でやっと老後の最低限の生活が送れるという程度ではないでしょうか。
女性や、国民年金だけの人はやはり老後の生活費に不安が残るため、投資や、個人年金などを活用した資金計画を真剣に考える必要があるでしょう。

【まとめ】
私達の老後は、今よりも更に厳しくなることが予想され、公的年金だけで生活をすることは困難でしょう。
また長生きのリスクという言葉もネットや、ニュースなどで頻繁に聞くようになりました。
将来的に年金受給額が減る、退職金が減る、なくなる等のリスクは十分考えられます。
老後のさまざまな不安を解消するためには、年金だけに頼るのではなく、早くから独自で老後資金の計画を立てることが大切でしょう。

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