医療保険の申し込みの際に健康診断の結果は必要?

医療保険に加入する際には、現在の職業や健康状態について申告する必要があります。
例えば高い場所で作業をする人や、レーサーなど、危険な仕事の場合には、例えば事務職の人と比べた場合ケガをするリスクが高くなります。
さらに過去や現在病気などがある人は、健康な人と比べて病気になるリスクが高くなります。

リスクの高い人と一般の人の保険料は同じではない?
これらを踏まえて考えると、リスクの高い人とそうでない人の保険料が同じでは不公平なので、申し込みの際に職業や健康状態について告知により申告する必要があります。
その告知内容をもとに保険会社は申し込みの引受けを行うか、引き受ける場合でも条件を付けるかなどを判断します。

健康状態の申告について
健康状態は告知書、定期健診や病院で受診した健康診断書、医師や面接士による健康診査などによって実施されますが、保険会社や保険種類によって項目が異なります。
健康診断書で要経過観察と記載のあるものなど、医師の検査を受けている場合にはその旨を告知書に記載します。

健康診断書の判定とは?
 健康診断の一般的な判定は次の通りです。C(要経過観察)からE(要治療)に該当する場合には注意が必要です。
A.で何も異常が認められなかった場合
B.軽度の異常が認められるが心配はない範囲である場合
C.生活習慣を見直して定期的に検査を行い、経過をみることが必要な場合(要経過観察)
D.詳しい検査が必要な場合(要再検査)
E.主治医の指示に従って治療を行う必要がある場合(要治療)
「要再検査」「要精密検査」「要治療」と判断されているのに検査を受けていない場合には申し込みができない(引き受け不可)とする保険会社もあります。
要再検査で検査を行い、問題がなければ通常通り加入することができることが多いため、まずは検査を受けることが大切です。
要治療と判断されていても、治療を受けて完治していればこちらも加入することができる可能性があります。

健康状態が良好でなくても医療保険に加入できる?
健康診断書の結果によっては、保険に加入できないこともありますので検査が必要な場合には早めに医療機関を受診するなど健康状態を確認しましょう。
健康状態が良好でなくても、引受基準緩和型の医療保険もあります。いくつかの質問項目に該当しなければ申し込みが可能で、一般的な医療保険よりも加入しやすいという特徴があります。
ただし保障内容や保険料に違いがありますので、必ず内容を確認した上で加入を検討するようにしましょう。

正しい告知を行わないと給付金が受け取れなくなる可能性も
健康診断の結果が良くなかったからといって、医療保険の申し込みの際に正しい告知をしなければ「告知義務違反」になります。
その場合、いざ給付金を受け取る段階になって請求しても支払われないということになる可能性もありますので注意しましょう。

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