医療保険と国民健康保険の違いは?それぞれの特徴を知ろう!

医療保険と国民健康保険は言葉もよく似ているため、同じものだと勘違いをしている人も少なくありません。
国民健康保険と医療保険の違いやそれぞれの特徴について詳しくみてみましょう。

【被保険者の違い】
まず、医療保険と国民健康保険の被保険者に違いがあります。

・医療保険
医療保険は、任意加入となっており民間の保険会社に加入を希望する者が問い合わせをして、健康告知などを行い保険会社の審査を通過した者だけが加入することができます。

・国民健康保険
対して健康保険は、日本に住むすべての国民が加入する義務があり、会社員の場合健康保険へ、自営業者などは国民健康保険に加入することになります。

【保険料・保障内容の違い】
医療保険と国民健康保険では、保険料や保障内容も異なります。

・医療保険
医療保険の保険料は、年齢や職業、既往症、健康状態などによって保険料が異なります。
また保障内容も、自身で特約やオプションを付けたり、加入する保険会社によってそれぞれ異なります。

・国民健康保険
国民健康保険は各自治体が運営しており、加入や脱退などの手続きは住所登録のある市区町村役場で行います。市区町村ごとに運営しているため、保険料の計算方法も住む場所によって多少異なります。
病気や、怪我、出産、死亡などの際に保障があり給付は決められています。

【保険料を滞納した場合】
医療保険も国民健康保険も病気や、怪我に対する保障として備えるものですが、保険料を滞納してしまった場合保険が失効される恐れもありますので、注意が必要です。
医療保険の場合は、口座引き落としになりますが、残高不足等によって保険料引き落とされなかった場合、はがき等が送付されますので、すぐに自身で保険料を納付すれば問題はありません。
しかし、数か月滞納すると保険が失効してしまいます。
国民健康保険の場合も保険料を滞納してしまうと、通常の保険証ではなく有効期限が数か月の保険証を渡されたり、保険証ではなく資格証明書を渡されることになります。
資格証明書を使用した場合、医療機関を受診した場合窓口で一旦かかった医療費を全額支払い後日、自己負担分を除いた金額の払い戻しを受けることになります。
また、最悪のケースになると財産の差し押さえや、高額療養費の給付の停止などもありますので保険料の滞納には注意しましょう。

【まとめ】
医療保険と、国民健康保険はどちらも病気や怪我に対する備えとして入るものですが、それが任意なのか、強制なのか保障内容などにも違いがあります。
また保険料を滞納した場合は、必要な時に保障を受けられなくなりますので注意しましょう。

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