退職金で老後の生活資金を充実させるには?

定年後の生活を支える大きな支えとなるものはやはり年金でしょう。しかし将来年金はいつからいくら貰えるか、不透明な部分も多く生活費をまかなうために十分だとは言えません。
そのため退職金を受け取ることができる場合には、生活費として取り崩していくのではなく上手く運用しながら使っていくようにしましょう。

老後の生活費はいくら必要?
安心して老後を過ごすために、老後の生活に必要なお金はどのくらいかを把握しておきましょう。
生命保険文化センターが実施した夫婦2人が老後生活を送るために必要な最低日常生活費とゆとりある老後生活費の調査によると、最低生活費として必要になる金額は22万円、ゆとり老後生活を送るためには34.9万円が必要だと考えられています。
しかしこの金額を年金受給だけで将来賄うことができるとは到底考えられませんし、物価上昇によってお金の価値も変化していることを考えた場合には不足分はさらに増えると言えるでしょう。

退職金はいくら受け取ることができる?
退職金として受け取ることができる金額は、勤続年数、学歴、平均給与、退職時の給与、貢献度、退職理由、会社の規模や業界水準などで左右されます。
目安としては800万円から2,000万円ほどが退職金として受け取ることができる額になるでしょう。

預貯金では増やすことはできない?
銀行の普通預金口座に入れておいても普通預金金利は現在0.001%程度、定期預金も0.01や0.02%ですので増えることは期待できません。
そのため投資商品を活用して運用することを検討する必要があると言えますが、まずはどのような投資商品があるか、その内容についてしっかりと理解を深めることが大切です。
投資のリスクを理解しておかなければ、こんなはずではなかったと後悔する可能性も否定できません。

投資には様々な種類がある
どのような金融商品を活用するべきかについては、それぞれリスクやリターンなど特徴が異なります。
定期預金などは満期時に元本が確保される安全性の高い金融商品と言えますが、先にも述べた用にリターンは期待できません。
株式投資などは株価が変動するため、大きなリターンも期待できますが損失も大きい可能性が高いと言えるでしょう。
このようにリスクが低ければリターンも期待できませんが、リスクが高いとリターンも期待できることになります。

運用するための商品の特徴の理解を
貯めることと増やすことは違います。銀行の預貯金はお金を貯める貯蓄であり、投資は増やすためのものです。運用商品の特徴を理解して、自分に最適な商品を組み合わせるようにしましょう。
大切な退職金ですので、生活費の大切な糧となるように確実に増やすために情報収集をして知識を得ることが大切です。

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