退職金を担保に前借りをすることはできる?その時の注意点

会社を退職前に配偶者の病気や、両親の介護などで突然まとまったお金が必要になる場合もあるでしょう。このような時に、自分の退職金を担保にして会社から前借りをすることができれば本当に助かります。
このような制度について、また利用する時の注意点などもみてみましょう。

【退職金で前借りができる?】
退職金を利用して前借りができる会社もあります。しかし、これは会社の規定によって違いますので、自分が入社した時の自社の退職金規定を一度確認しておきましょう。会社によってはそのようなことが一切できない所や、一部なら借り入れが可能なところもあり金額も企業規定によって異なります。
しかし、退職金を前借りしたという噂が社内で広まってしまうリスクや、それを理由に社内に居づらくなり早期退職した、などということになってしまう恐れもありますので退職金の前借りについては慎重に行うようにしましょう。

【退職金前借りで注意する事】
退職金の前借りをする場合、勤続年数によってはまとまったお金が借りられない、一切借りられない場合もあります。まずは、会社の退職金規定で借りられる金額を確認したり、総務の方に相談してみるとよいでしょう。
退職金を担保に前借りが出来る場合、一番よいのが限度額いっぱいを借りて、金利の高い他の金融会社ではなるべく借りないようにすることです。
会社から借りた分については、毎月の給料から天引きされるか、ボーナスで支払っていくかを自分で選択できます。それ以上借り入れが増え返済額が増えないように計画的に借り入れをしましょう。

【会社の貸付制度】
企業によっては、退職金を担保に前借りすることもできますが会社内でそのような噂が広まるリスクや、その結果会社に居づらくなって退職をするなどというリスクを考えると、そのほかの方法を検討してみるのも一つの方法です。
例えば、企業には貸付制度というものがありこれを利用してお金を借りるという方法もあります。貸付制度は、様々な会社で取りいれられている制度で社員が他の金融会社でお金を借りて債務過多になるよりは、会社貸付でお金を貸してあげた方がよいという考えから成り立っています。
また金利も通常よりも安く、比較的返済しやすいようになっているのも特徴です。消費者金融などのように、金銭トラブルになる可能性も低く安心して借りられるのもよいでしょう。
退職金を担保に前借りをするにしろ、貸付制度を利用するにしろ会社からお金を借りることには違いありません。無理のない範囲でお金を借り、返済は計画的に行うようにしましょう。

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