退職金の運用方法として投資信託を選択する際の注意点

長年勤めた会社を定年退職する場合、老後の資金として退職金が支払われる場合があります。このお金を元に資産運用を始める人も少なくありませんが、資産運用には安全資産と、リスク資産があるということを知っておく必要があります。
資産運用をする場合の注意点について見てみましょう。

【資産の種類】
資産には、定期預金や国債などのように価格の変動が小さい金融商品がありこれを安全資産と呼びます。安全資産は、価値が下がるリスクは少なく安全ですが価値が大きく上がることもないため、大きなリターンを期待できないというデメリットもあります。
それに対して、株式やFX、投資信託などはリスク資産と呼ばれ価値の変動が大きい金融商品のことを言います。価値が大きく下がるリスクがある反面、経済状況などによっては価値が大きく上昇し思った以上の大きなリターンが期待できる商品でもあります。
資産運用をする場合は、この2つの資産をバランスよく運用することが大切になります。

【投資信託での資産運用】
投資信託とは、多くの資産家からお金を集めてそれを元に資産運用の専門家が株式や債券を購入し資産を増やしていく金融商品を言います。
投資信託は国内、国外問わず様々な銘柄の株式や債券を購入することができる為、リスクを分散できる、リスクを減少できるというメリットがありこれが投資信託の最大の特徴とも言えます。
資産運用の方法には様々な方法がありますが、積極的に投資したい人は退職金の7~8割程度を投資信託に回し、残りを安全資産に回す、逆にリスクを少なくしたい人は安全資産を多くし、投資信託などのリスク資産を少ない割合にするなどの方法を検討するとよいでしょう。

【その他の方法】
退職金で、投資をするのはリスクがあり気が引けるという方には貯蓄型保険を使って資産運用する方法もあります。保険は安全資産のうちの一つですが、金利は定期預金よりも少し高い程度となっており安全性を重視したい人にはおすすめの方法です。
また退職金専用の定期預金で銀行に預ける場合、通常の定期預金よりも高い金利となっています。これらを活用するのも一つの方法でしょう。
資産運用の世界では、「卵は一つのかごに盛るな」という言葉があります。この言葉のように複数の資産で運用する際には稼げる資産、安全性のある資産、元本保証のある資産の割合をそれぞれ1:4:5程度にわけて運用することがポイントになります。

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