更新型の生命保険にはどのようなメリットがある?

10年や15年など保障期間が一定期間になっている医療保険や定期保険の場合、保険期間が終了するたびに更新していくことになります。
このような更新型の保険の場合には、契約者から申し出がない場合には自動更新されます。そのため更新を希望しない場合には契約者側からその旨を申し出ることが必要です。

更新型のメリットは?
更新型の保険は保障期間が一定期間に限定されるためその分保険料が安く設定されていることがメリットと言えるでしょう。
さらに保険期間が終了しても健康状態に関係なく更新することができます。更新すればそれまでと同じ保障内容と保障額、保障期間での契約が継続されます。

反対に更新型のデメリットとは
ただし更新した場合には、更新時の年齢と保険料率で保険料が計算されます。そのため更新前の保険料よりも高くなってしまいます。
その場合には保険金額を減額して更新することも可能です。更新できる年齢は80歳になるまでといった制限もあるなど、保険商品によって特徴が異なりますので確認しておきましょう。

更新するかはどのように決める?
保険は時代とともに変化していきますので、医療保障などについては更新するよりも新しい保険に加入しなおしたほうがその時の医療事情に合っている場合もあります。
さらに貯蓄性のある保険商品の場合、古いものでは予定利率が高いものもあるため切り替えると損になる可能性もあることを注意しましょう。
部分的に保障を削って更新し、不足する保障については新たな保険に加入するといった方法もありますので、保障の内容と貯蓄性によって判断することが望ましいでしょう。

更新せずに転換した場合は?
現在契約している保険の「責任準備金」や「積立配当金」を、新たな保険の頭金として充当し、同じ保険会社の新しい保険商品に変更する方法を「転換」と言います。現在の契約を活用し、新たな保険を契約するという方法です。
今の契約の積立部分や積立配当金を転換価格として新契約の一部に充てますので元の契約は消滅することになります。
主契約と特約の組み合わせ、保障額、保険料、払込方法、保険期間や払込期間、配当方法など、全てを総合的に変更することが可能です。ただし転換前と転換後では保険の契約内容がどのように変わるのかなどを確認しておくことが必要です。

転換のメリットとデメリット
今までの保険料とほぼ変わらず保障を充実させることができるため、更新するより安く契約が可能になる場合があります。
ただし貯蓄性のある商品の貯まったお金部分が充当されますので、将来受取ることができる額を減らしてしまうことになります。

安易に更新するかしないかを判断しないこと
更新型の保険は更新するか、新たな保険に切り替えるか、それとも転換を活用するかなど、様々な選択肢から選ぶことになります。
ただし資料を見ただけでどれが良いか判断すると損になる可能性もあります。事前に保険の専門家に相談するなど安易に決めてしまわないようにしましょう。

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