生命保険で部分解約をする際の注意点!一部解約をするメリット

生命保険は、長い期間加入するものですからその間に契約者の結婚、出産、子供の進学や独立などさまざまなことが起こります。
ライフスタイルの変化や家計の変化に合わせて加入している生命保険を見直す必要があります。見直しをして一部解約をする場合の注意点やメリットなどをみてみましょう。

【生命保険を解約する方法】
生命保険の解約には、全部解約と一部解約の方法があります。全部解約をしてしまうと、生命保険を全てやめてしまうことになるため、解約した時点で以降の保障は全てなくなります。全部解約をすると、世帯主に万が一のことがあった場合に対する保障がなくなり遺された家族は経済的に困窮するリスクが大きくなります。
ですから生命保険の見直しをする場合、全部解約よりも一部解約をすることをおすすめします。
一部解約とは、保険契約自体を解約するのではなく生命保険の一部分を解約することで、主契約や特約部分の保障を減額したり、主契約はそのままで不要な特約を外すことを言います。
ただし、保険によっては特約だけを解約できず主契約も解約になるケースもありますので注意しましょう。

【解約返戻金に課せられる税金と注意点】
保険を解約した場合に解約返戻金がでる保険もあります。解約返戻金は一時所得と見なされ、所得税が課せられます。課税対象になる計算式は下記のようになっています。
(解約返戻金―払込み保険料総額―50万円)×1/2=一時所得の課税対象額
ちなみに解約返戻金が「払込み保険料総額+50万円」以下の場合税金は課せられませんので覚えておきましょう。
また保険契約において、契約者、被保険者、受取人が異なる場合は受取時に贈与税がかかり他よりも税率が高くなるため見直しをする必要があります。

【一部解約をするメリット・デメリット】
一部解約するメリットは何と言っても保険料の負担が減るという事です。加入時からずっと継続して入っていた特約も家族構成の変化や収入の変化などによって必要ではなくなるケースもあります。不要な特約や保障を減らす事で保険料負担も減ります。
次に保険の一部を解約することで解約返戻金が受取れるというものがあります。ただし、解約返戻金のないものも中にはありますし、早期解約の場合返戻率は低くなりますので注意しましょう。

【まとめ】
生命保険は、ライフスタイルの変化、家族構成の変化などに応じて見直しが必要になります。一部解約をする場合は、メリットだけでなくデメリットやリスクもあることを理解し十分に納得した上で行うようにしましょう。

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