保険料が払えない!生命保険の猶予期間と保険の失効リスク

保険に加入した時点では、支払えると思っていた保険料も更新ごとに保険料が上がり当初より高くなってしまう人や、リストラ、収入の減少、教育費や、住宅ローンの支払いが重なり保険料が払えなくなる人もいます。
保険料の支払いが1日でも遅れた場合すぐに保険が失効するわけではなく「払込猶予期間」というものがあります。保険の猶予期間についてみてみましょう。

【保険料が払えない場合の猶予期間】
さまざまな事情によって保険料が払えない場合保険の猶予期間があります。猶予期間とは、期日までに保険料の支払いができなくても、その後一定期間内に支払うことができれば保険の契約には支障がないとされる期間のことです。
保険料の支払いは原則月の末日になっています。ただし、保険の猶予期間は月払い、半年払い、年払いなど支払い方法によって異なりますのでそれぞれみてみましょう。

【猶予期間の数え方】
・月払いの場合
月払いの契約にしている人は、生命保険の猶予期間は払込月の翌月1日から末日までとなります。例えば、4月1日に契約した保険の場合翌月5月の1日~末日までが猶予期間になります。

・半年払いの場合
半年払いの場合は、払込期日の翌月1日~翌々月の月単位の契約応当日までが猶予期間になっています。
4月1日に契約した場合、払込期日は4月1~末日までとなり猶予期間は翌々月の契約日(6月1日)までとなります。

・年払いの場合
年払いの場合は、半年払いと同様になりますが、契約相当日がその月にない場合は、その月の末日という事になりますので気をつけましょう。

【猶予期間内に払えなかった場合】
もしも、猶予期間までに保険料の支払いができなかった場合、保険は失効されます。ただし一部の保険については、自動振替貸付制度などを活用することができるものもありますので、保険会社に相談してみましょう。
自動振替貸付制度は、解約返戻金のある保険や貯蓄性のある保険についている制度で保険会社が代わりにお金を立て替えて支払ってくれるものです。
貸付ですので、保険料が払えるようになった場合金利を含めた金額を返済していくことになります。

【まとめ】
保険料の猶予期間や、貸付制度について理解できたでしょうか?保険は家族構成の変化や、ライフプランによってその都度見直しをし、自身にあったものを選ぶようにしましょう。
また保険料の支払いが困難な場合は、生命保険の保障内容の見直しや、特約を解約することで保険料を減らすことができますので覚えておきましょう。

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