生命保険に入ってない人が正解の場合もあるって本当?

日本で生命保険に加入している人は8割以上で、誰でも加入するのは当たり前と考えられる時代になっています。
その当たり前の生命保険に入っていないとどうなるのでしょう。本当に加入することが当たり前なのかを考えた上で検討するのも良いでしょう。

生命保険に入るかどうかは個人の自由
保険商品は現在様々な種類がありますが、ライフステージによってその選択肢は数多く準備されています。
しかしライフイベントの準備として、生命保険に加入することは義務ではなくあくまでも任意です。

生命保険に入らなくても良いケース
例えば終身保険は独身の若い人にとってさほど必要性を感じないことが一般的でしょう。貯蓄として保険を活用するなら別ですが、自身が亡くなった時の保障は自分の葬式代だけで良いとも言えます。
医療保険の場合、子供は自治体の医療費助成制度がありますので医療保険に加入しなくても保障を得ることはできます。
大人の場合でも貯蓄が十分な場合には、掛け捨てで医療保険に加入しておく必要はありません。
ただしがんなど疾患によっては多額の治療費が必要になる可能性もありますので、十分な貯蓄といってもそれなりに大きな額であることは理解しておきましょう。

生命保険に入らないならここに注意
生命保険に加入していないことで、身近な人ががんを患った場合、事故で亡くなった場合など、不安になることも多いでしょう。
公的医療保険や年金制度は、今後どのように変化していくかはわかりません。しかし日本は高齢化社会ですので、今後も高齢者は増えて生産年齢人口は減少していくと考えられます。
2055年には、1人の高齢者に対し1.3人の生産年齢人口という比率になることが予測されています。

もし生命保険への加入を検討するなら…
もし現在保険に入ってない人が生命保険に加入することを検討するなら、自身の家族構成や家族の年齢、会社員か自営業か、預貯金はどのくらいかなど、様々なことを合わせて検討しましょう。
万一自身が世帯主で子供もいる場合、遺族年金や死亡退職金、寡婦の公的支援などについても組み合わせて考え、不足する保障はいくらを確認しましょう。

医療保険についても公的な保障を合わせて考えること
医療保険についても、高額医療費制度や傷病手当金などがあることも忘れずに合わせて考えることが大切です。
いざ入院となった場合には、医療費以外のお金が多く必要になることも忘れないでおきましょう。

・入院するとどのような費用がかかる?
保険適用とならない費用には、差額ベッド代やテレビカード、寝衣、食事代、家族の見舞いの交通費、その他様々な費用が意外にも多くかかることがあります。
また、先進医療などもがんの治療に有効な方法の治療は技術料が数百万円とかかるものがあり、こちらも自己負担となっています。医療保険に加入して先進医療特約を付帯しておくと、全額自己負担だった技術料が保障されます。

保険は手厚ければ良いわけではない
生命保険は保障が大きくなれば保険料もその分高くなります。そのため色々な特約が付いている保険は手厚さが魅力ですが、本当に必要な保障かを考えましょう。
保険料が高くなって必要のない保障に家計が圧迫されてしまい、保険貧乏になることは避けましょう。

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