投資と運用の基本的な違いは?自分にはどっちが合っている?

投資と資産運用は似ていますが、その実態は全く別物です。投資と資産運用の違いを理解し、自分にはどちらの方法が合っているのかみてみましょう。

【投資と資産運用の違い】
現役の投資家の中にも投資と資産運用は同じだと思っている人もいますが、両者には大きな違いがあります。
投資は、「資産を作ることを目的とし、リスクのある商品を購入すること」になります。ですから、投資は今ある資産を増やすというものではなくこれから資産を築いていくことを言います。
これに対して、資産運用とは「今ある資産を明確な目標を決めて増やしていく行為」を言います。ゼロから始める投資とは異なり、今ある資産をできるだけ安全な方法で増やすことを資産運用と言います。

【利回り、安全度の違い】
それぞれの利回りはどれくらい違うのかみてみましょう。資産運用の場合は、期待利回りは、安全性を重視していることもあり年間数%~10%程度となります。
投資の場合は、どのような投資商品で、どのような投資に取り組むかによっても年利は異なります。
ただ多少のリスクを負ってもリターンを求めることを重視しているためFXや先物取引などの高レバレッジを使うと年利数百%も可能です。
また安全度の違いもあります。資産運用は資産を減らすリスクを最小限に抑え、資産の増額を目的としていますが、投資はこれから資産を築くことを目的にしているため多少のリスクをとって資産を作ることになります。
当然大きな利回りを求めると、安全性は下がりますので安全性と期待利回りは半比例の関係にあることを理解しておく必要があります。

【自分にはどちらが合っている?】
現在多くの不動産や、株などの資産を保有している人は今からあえて大きなリスクをとって投資をするよりも、安全性の高い資産運用を行う方が良いでしょう。
一方で、現在資産がない人は多少のリスクをとってもまずは投資を行い、資産を増やすことを第一の目標にします。しかしこの場合、ギャンブル性が高く市場の変化に敏感に反応しますので今ある資金が一晩ですべて無くなってしまうという事も少なくありません。
資産運用と投資では、最終的に運用目標を達成できるのは、言うまでもありませんが資産運用です。
資産運用は目標を設定し、計画的に進めることができるため今ある資産が大きく目減りするリスクを最小限にすることができるからです。
損失リスクを最小限にしたい場合は、まずは100万円を貯めて投資よりも資産運用をすることをおすすめします。

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